第49回生誕地まつり 「ただいま 十日町!」 庭野開祖生誕の地で心ひとつに市中行進(動画あり)

各教会の隊列は特徴ある行進を披露し、観客たちを沸かした
「第49回生誕地まつり」(主催・生誕地まつり実行委員会)が10月12日、庭野日敬開祖生誕の地である新潟県十日町市で開催され、市民や会員ら延べ1万5千人が集った。本会から庭野日鑛会長をはじめ、熊野隆規理事長ら教団役職者も出席。多くの来賓も招かれ、「市中行進」の参加者に声援を送った。
「第49回生誕地まつり」の会場となった新潟県十日町市は、前日の冷たい雨が上がり、朝から真夏のような日差しが降り注いだ。10月12日午前10時、紅白の幕が彩る国道117号線を舞台に「市中行進」がスタート。同まつり実行委員会メンバー、十日町大太鼓のほか、本会から48教会4096人が参加し、マトイや万灯、鳴り物、各地の郷土芸能など趣向を凝らした行進が繰り広げられ、沿道に集まった観客は手作りうちわや手拍子で応援した。

庭野会長は微笑みながら、手を差し伸べる子どもと握手した
庭野日鑛会長の〝米寿イヤー〟の今年、横断幕や観覧席前での「お披露目」で、祝いのメッセージを伝える教会が多く見られた。長岡教会は、地元の藩士・小林虎三郎の逸話で知られる「米百俵」に掛けて、米俵を積んだ山車が隊列を先導。万灯行進とともに、少年部や青年婦人部が小分けにした米を庭野会長や来賓らに手渡した。南多摩教会では、婦人部を中心とした踊り隊28人が、観覧席で見守る庭野会長のもとに集まり、「米寿おめでとうございます」とのメッセージを伝え、手話で「世界に一つだけの花」の歌を披露した。カラフルな衣装と弾ける笑顔に、庭野会長も手を振って応えた。
次世代の育成を見据えて、全世代一丸となって行進した教会もあった。湘南教会はさわやかな水色の浴衣に身を包み、地元名物「湘南ひらつか七夕おどり」を披露。息の合った踊りに、沿道で思わず足を止める人や感嘆の拍手を送る人など多くの人が見とれた。このほか、木更津、伊那、市原、柏教会などはそろいのTシャツを着用して、オリジナルのダンスやマトイ、万灯で行進。埼玉教会は、少年部員らが自分たちで個性溢(あふ)れるオリジナルマトイを制作し、行進の先頭を練り歩いた。
会場周辺では、十日町の特産品を販売する「おかめ市」や「ふるさと広場」など多彩なイベントが催された。
午後2時半からの閉会式では、花角英世新潟県知事と関口芳史十日町市長の祝辞に続き、船橋教会の佐々木啓之教会長の音頭で「追い込み」を実施。この後、庭野会長があいさつに立ち、「本当に、今日はご苦労さまでした」と参加者やまつりの関係者をねぎらった。また、来年が50回目の記念であることに触れ、「また来年も、皆さまと元気に十日町で会えることを楽しみにしております」と期待を寄せた。

閉会式の「追い込み」で会員たちは、ここぞとばかりにマトイ、万灯を激しく振り、大いに盛り上がった









