親子で取り組むゆめポッケ 今年のキャンペーン期間が終了

文具やおもちゃなどが詰められた「ゆめポッケ」。紛争や対立で傷ついた子供たちに送られる(写真は徳山教会)

立正佼成会の小学生、中学生が平和活動として、紛争や対立で傷ついた子供たちに、手作りの布製の袋(ゆめポッケ)に文房具やおもちゃなどを詰めて送る「親子で取り組むゆめポッケ」の今年のキャンペーン期間が8月31日、終了した。6月1日からの期間中、各教会の自主計画に基づき、アフガニスタンやフィリピン・ミンダナオ島、レバノンなどこれまでの配付地域をはじめとした世界の現状について知る学習会や、各家庭を中心にゆめポッケ作りが実施された。

夏休み終盤を迎えた8月23日、徳山教会は教会道場で「ゆめポッケ発送セレモニー」を開催し、少年部員約20人が参加した。セレモニーでは、読経供養の後、末永浩代教会長が、ゆめポッケに詰めた文房具やぬいぐるみなどを手に取りながら、少年部員に同キャンペーンの意義と目的を説明し、平和の尊さを語った。

さらに、配付先の社会状況やゆめポッケを受け取った子供たちの感想などを紹介するVTRを上映した後、少年部員全員で81個のゆめポッケの梱包(こんぽう)作業に取り組み、ご宝前に奉納した。セレモニーに参加した少年部員は、「世界の国々で、たいへんな思いをしている子供たちがたくさんいることが分かった」「キャンペーンを通して平和について学んでいきたい」と感想を語った。

このほか、釧路、仙台、取手、船橋、御殿場、武生など多くの教会で少年部員による梱包作業や発送式が行われた。