トトロの森を目指して WCRP/RfP日本委が「いのちの森づくりプロジェクト」スタート

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による植林活動「いのちの森づくりプロジェクト」がこのほど、スタートした。映画『となりのトトロ』の舞台となった埼玉・所沢市内の狭山丘陵の土地約1万平方メートルを借り上げ、地球温暖化対策として取り組むもの。7月23日には同日本委スタッフを含む7人が植林に備えて下草刈りを行った。

2014年に韓国・仁川(インチョン)で開催された第8回アジア宗教者平和会議(ACRP)の席上、地球温暖化対策として各国委員会で、「毎年1本の木を植える環境プログラムを立ち上げる」ことが提唱された。このプロジェクトはこれを受けてのもので、同日本委気候変動タスクフォースでは、植林に加えて、次世代を担う青少年への環境に対する意識啓発も目的としている。

当日は、刈払機で下草刈りを行ったほか、伐採された竹を廃棄しやすくするため、チェーンソーやのこぎりで細かく切り分ける作業を行った。同プロジェクトは20年までの実施を予定し、今後、さらなる整地作業を進める。

今冬には、コナラや山桜、紅葉などを植樹し、来春にはタケノコ狩りや山菜採りなどを計画。自然に親しむ取り組みを通じ、青少年への環境教育につなげることを目指す。