蓮の花のように生きる 大聖堂庭園広場で「観蓮会」

大聖堂庭園広場の蓮

大聖堂1階庭園広場(東京・杉並区)にある蓮池には、赤や白、淡いピンクの大輪が咲き誇り、参拝者の目を楽しませている。見頃を迎えた蓮の花を愛(め)でる観蓮会が7月10日朝、庭野日鑛会長出席のもと大聖堂1階ロビー、庭園広場で行われた。川端健之理事長はじめ、「脇祖さまご命日」式典に参加する会員や立正佼成会本部職員ら約800人が参加した。

蓮に寄せて、仏教徒のあり方を説く庭野会長

午前7時45分、佼成箏曲部の演奏で開式した。登壇した庭野会長は、泥の中で根を張り、美しい花を咲かせる蓮の特長に触れ、蓮は泥が汚れているほど大輪の花を咲かせると解説。「仏教では、泥水を私たちの人生の悲しいこと、つらいこと、大変なことになぞらえます。悩み苦しみの中にあっても迷いに染まらず、清々しく生きる姿勢こそ、人生を輝かせるのです」と述べ、仏教徒のあり方を示した。

この後、庭野会長は庭園広場を巡り、会員たちと一緒に、蓮の茎を利用したシャボン玉作りや、蓮の葉脈に水を通す蓮の葉噴水などを体験した。会場では、蓮根粉末を使用した「れんこんサブレー」や蓮茶が振る舞われた。