WCRP/RfP日本委第14回評議員会 石清水八幡宮で

公益財団法人・世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の第14回評議員会が6月29日、京都・八幡市の石清水八幡宮清峯殿で行われ、評議員7人と監事らが参加した。立正佼成会から、同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長が出席した。

冒頭、参加者全員で「平和の祈り」を捧げた後、石清水八幡宮の田中恆清宮司(神社本庁総長)、評議員会招集者の杉谷義純同日本委理事長(天台宗宗機顧問)があいさつ。次いで、庭野会長が開会の言葉を述べた。

審議では、同日本委人事について、宮川清彦・神宮司庁前総務部長、根本信博・アジア宗教者平和会議(ACRP)事務総長の理事の退任と、齋藤郁雄・神宮司庁総務部長、中村憲一郎本会常務理事の同委理事の就任が決定された。また、同日本委理事会の推薦を受け、矢萩新一・日本聖公会管区事務所総主事の特別会員の就任が承認された。

続いて、同理事会から上程された平成28年度事業と決算、平成29年度補正予算などを報告。審議の末、全ての議案が承認された。

この後、5月に北京で開催されたACRP執行委員会、同日本委の受け入れにより5月に実施された「ラオス・ベトナム宗教指導者・政府代表との交流」の内容を報告。さらに、7月に韓国・釜山で開催される「韓国宗教平和国際事業団(IPCR)セミナー」、8月に中国・雲南省、北京で行われる「第1回日中宗教指導者交流」の詳細が伝えられた。このほか、特別事業部門(タスクフォース)や常設機関の今後の取り組みが紹介された。

なお、評議員会に先立ち、参加者は本殿を正式参拝。庭野会長が参加者を代表し、幣殿で玉串を奉奠(ほうてん)した。また、境内を巡り、社殿に施された極彩色の欄間彫刻や、織田信長が寄進した金銅製雨樋などを見学した。