UUAと本会青年が交流 自らの信仰を深める

UUAと本会の参加者たち(Zoomの画面)

オンラインで集う日米両国の青年たちの画面。時に和やかに、時に真剣に語り合うのは、『自身の信仰において、他者との関わり方に関する最も重要な教えとは』『あなたの信仰や信仰実践は困難な時に役立つか』といったテーマだ。

参加するのは、本会と長年にわたり交流を続けるユニテリアン・ユニバーサリスト協会(UUA)の青年と、他宗教の人と信仰について語り合いたいと願う本会の青年合わせて12人。9月6、20、27日の全3回の対話プログラム(渉外グループ主管)で、異なる国や文化、宗教を持つ同年代との出会いや対話を通して多様な見方や考え方を知り、自らの信仰を深めることが目的だ。

最終回の27日、参加者は『現代の若者が直面している最も大きな信仰に対する精神的な課題は何か』というテーマで二つのグループに分かれて話し合った。久留米教会の女性会員(20)は、信仰する人は問題を抱えている人、洗脳されている人という偏見が日本社会に存在すると指摘。そうした見方をされたとしても、「自分本位な生き方をせず、生きる道を明るく照らしてくれる教えを大切にし、良い影響を与えられる人になりたい」と話した。

これを受け、UUAの女性会員は、米国社会にも無宗教の人が増えており、両者の分断が進んでいると披歴。信仰を持ち、教えを実践することで、より平和的な生き方ができると強調し、「信仰を持つ仲間を増やすことで世界を良くしていける」と語った。

プログラムに参加した小山教会の男性会員(24)は、「現代の緊迫した世界情勢では、他者との違いを無くすのではなく、相互の関わりを通じて互いの差異を認め尊重し合うことが必要だと思います。今回のプログラムは、相互交流の実践の場として非常に意義があると感じました」と感想を述べた。