光祥次代会長バチカンへ 新ローマ教皇レオ十四世に謁見

サンピエトロ広場の祭壇右奥に用意された諸宗教代表の席。光祥次代会長はその最前列に座り、ミサを見守った
カトリック総本山であるバチカンのサンピエトロ広場で5月18日、第267代ローマ教皇に選ばれたレオ十四世の就任ミサが挙行された。立正佼成会から庭野光祥次代会長が参列、和田惠久巳総務部長が随行した。
前教皇フランシスコが4月21日に帰天した後、5月7日から教皇選挙が開かれ、バチカンの司教省長官を務めたロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)が第267代教皇に選ばれた。カトリック教会史上初の米国人教皇で、「レオ十四世」を名乗ることが決まった。
18日午前10時(現地時間)に始まったミサには、イタリアやフランス、アメリカをはじめとする世界各国の要人、国際機関の代表など150を超える使節団が列席。サンピエトロ広場は参集した約20万人の信徒で埋め尽くされた。初めての参列となった光祥次代会長は、イスラームやヒンドゥー教、ジャイナ教、シーク教など諸宗教の指導者と共に壇上の祭壇右奥に用意された席に着座。最前列で約2時間に及ぶミサを見守り、新教皇の就任を祝った。
翌19日午前には、バチカンのクレメンスホールで教皇レオ十四世と諸宗教代表者との謁見の時間が設けられた。光祥次代会長は「お元気ですか」と教皇の体調を気遣いながら、祖父である庭野日敬開祖と教皇パウロ六世との出会いから本会が諸宗教との対話を大切に歩んできたことを説明。就任の祝意を伝え、庭野日鑛会長からの「お祝いのメッセージ」を手渡した。