WCRP日本委 ミャンマー地震の被害に対する緊急支援募金を実施 5月31日まで

WCRP/RfPミャンマー委員会による支援の様子(同委員会提供)
3月28日、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の大地震が発生した。ミャンマー軍事政権は4月1日、地震による死者は3000人を超える見通しで、負傷者は4500人以上に上ると明かした。

地震により倒壊した建物(WCRP/RfPミャンマー委員会提供)
こうした状況を受け、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は4月2日、現地で被災者の救援活動を行うWCRP/RfPミャンマー委員会に1万ドル(約150万円)の緊急支援を決定。また、継続的な支援を目的に4月2日から5月31日まで実施する「ミャンマー地震緊急支援募金」についてウェブサイトで発表した。
同国では、4年前に起きたクーデター以降も軍による抑圧や武力衝突が続き、各地で避難者が多く出ている。WCRP/RfP日本委は、2021年から2年間、同ミャンマー委を通じて地元の宗教コミュニティーと連携し、厳しい治安状況の中できめ細かな支援活動を展開。戦禍を逃れてきた人々への物資配布、暴力によってトラウマ(心的外傷)を抱える人々への社会心理的ケアなどを実施してきた。また、今年2月には、ミャンマーの平和実現に向けて諸宗教や国連などが連携を図るための円卓会議を開催し、暴力の即時停止と迅速な人道支援の必要性を訴えた。

建物の内部に散乱したがれき(WCRP/RfPミャンマー委員会提供)
今回の地震発生を受け、同ミャンマー委は、現地で被災者への食料配布や避難所の開設、運営などを行っている。今後、女性や子どもの安全を保障する取り組み、特別な配慮を必要とする人々への人道支援などを予定しており、こうした取り組みに支援金が活用される。
緊急支援募金はこちらから
https://x.gd/VFWYv