WCRP国際委・クーリア事務総長が来会 庭野会長と懇談 江戸川教会も訪問(動画あり)
江戸川教会、行学園を訪問
氷雨降る2日、クーリア事務総長は江戸川教会を訪問。会員368人が笑顔と盛大な拍手で迎える中、交流プログラムに臨んだ。

江戸川教会を訪問し、会員と交流するクーリア事務総長
細沼里佳子教会長による歓迎のあいさつに続き、教務部長(64)が教会活動について紹介。「お役に立ちたい、喜んで頂きたい、困っている人は放っておけない、頑張っている人を応援したい、一人も残さずつながりたい」との思いで対話を大事にし、教会通信紙の発行や清掃奉仕などに取り組み、会員や社会とつながる様子を伝えた。
次いで、支部長(57)がミニ説法を行った。朝夕の読経供養により心を見つめ、介護している両親の尊厳を大切にしたいという心になれた体験を述懐。また、支部長の役を精いっぱい果たそうと思うあまり、自分の考えを優先し、信者の「私もお役に立ちたい」という思いを大切にしていなかったと気づき、相手を敬い、思いに心を傾けられるように努めていると発表した。

その後、光祥次代会長がクーリア事務総長を紹介。「佼成会が拠出するWCRP/RfPへの支援金は、会員さんの善意です。クーリアさんには、その真心を届けているお一人お一人に出会って頂き、お互いの思いを交換できたらうれしいです」と話した。
あいさつに立ったクーリア事務総長は冒頭、庭野会長から贈られた数珠を手にキリスト教の祈りを捧げ、WCRP/RfPの活動を支える本会会員に会えた喜びを表した。
その上で、紛争が続くスーダンで、宗教指導者たちが連携しコミュニティー同士の和解を推進するプロジェクトについて説明。平和のために、不信や憎悪を信頼に変える活動の継続が大切と強調し、「皆さまが信仰活動を通して慈悲心を深め、布施を実践していることに感動しました。経典、聖書といった違いはありますが、世界をより良くしたいという心は一つ。共に活動を続けてまいりましょう」と語りかけた。

教会役員との対話
質疑応答の後、クーリア事務総長、光祥次代会長らが法被を羽織って豆まきを行うと、法座席は大いに盛り上がった。その後の教会役員との対話の時間では、戦争がなくならない世界の現状について意見が交わされ、執着を離れることが争いの原因を減らすと確認された。
質問者の一人で、5歳と8歳の子育てに奔走する支部青年婦人部庶務(47)は、「目の前のことに手いっぱいでしたが、子どもたちも他者や地域の手伝いを共にできる仲間で、世界の中で自分はどんな存在なんだろうと俯瞰(ふかん)してみることを教えて頂き、新たな視点を得ました」と感想を語った。

学林生と交流するクーリア事務総長とチャールズ・ボー枢機卿(提供・学林大樹グループ)
なお、5日には、クーリア事務総長がWCRP/RfP国際共同会長を務めるチャールズ・ボー枢機卿(ミャンマー・ヤンゴン大司教)と共に行学園を訪問し、学林大樹61期生6人、蓮澍・海潮音科31期生3人、光澍大学科生2人との対話に臨んだ。諸宗教協力を通じ世界各地の紛争解決と平和構築に尽力する両氏が、宗教指導者として大事にしていることを話した後、学林生の質問に答え、信仰者としての思いを深め合った。