大聖堂で令和7年次「元旦参り」 庭野会長が年頭誓願文を奏上

新たな年を迎えた喜びの中で世界平和を祈念し、さらなる修行精進への決意をかみしめ合う令和7年次「元旦参り」が1月1日早朝、大聖堂で開催された。式典の模様はインターネットの動画共有サイトでライブ配信(会員限定)され、会員たちは各家庭で映像の視聴を通して式典に参加した。

午前6時、聖壇の緞帳(どんちょう)が上がり、大聖堂内に鳴り響く将導太鼓で開幕。読経供養では庭野光祥次代会長が導師をつとめ、庭野日鑛会長が年頭誓願文を奏上した。この中で庭野会長は、本会創立87周年を迎える今年が、長沼妙佼脇祖を通じてなされた啓示を受けて、庭野日敬開祖が決死の覚悟で久遠本仏を勧請してから80年の節目にもあたることに触れながら、「『人間形成の根本道場』である家庭において、ご宝前を中心とした生活を営み、夫婦として、父母として、親として、自らの家庭を斉(ととの)え、未来を担う幼少年・青年達を人道に導き、人間形成をはかることが会員の使命であると自覚し、ご法の習学と布教伝道を実践いたします」と語った。

また、「『人間が進歩向上する一番大切なことは敬う心を発達させることであり、恥を知ることである』との先人の至言(しげん)に示された大切な心を踏まえ、会員一人ひとりが、日々感謝を以(もっ)て活(い)き活きと精進し、大乗菩薩道を歩んでいくことをお誓いいたします」と誓願した。

この後、「新年お言葉」に立った庭野会長は、これから始まる「真(ま)っ新(さら)な一年」とは、全く新しい一日一日を迎えるということであり、それは「只今(ただいま)を、一日を、令和7年を大切にすることにもつながってまいります」と説いた。その上で、「お互いさまに、本年をそうした真っ新な気持ちで、一日一日を大切にして、世界の平和を念じ、皆さまと共に精進をさせて頂きたい」と話した。

なお、「元旦参り」に先立ち、庭野会長、光祥次代会長は一乗宝塔を参拝し、庭野会長が屠蘇(とそ)を奉納して一年間の無病息災と安寧を願った。