「カーター元米国大統領の逝去——庭野開祖とも交流」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
バイデン大統領が教皇に最高位の勲章を授与
米国大統領府(ホワイトハウス)は1月11日、「リードアウト」(声明文)の中で、バイデン大統領が教皇フランシスコと電話会談し、教皇に対して米国最高位の文民勲章である「大統領自由勲章」を授与することを伝えた、と明らかにした。同勲章は、米国の繁栄、価値観、安全保障、あるいは世界平和や他の社会的、公共、民間での意義ある貢献をした個人に授与されるもの。
声明文では、授与理由として「教皇のアルゼンチンでの数十年間にわたる声なき人々と、より弱き人々への奉仕、教皇となっても間断なく継続された貧者への奉仕」と「子どもたちからの神に関する質問に喜んで答えた、愛すべき司牧者」であること、また「平和のために闘い、地球を保護せよと私たちに説いた、挑戦的な教諭」「諸宗教指導者たちにも呼びかけた、歓迎すべき指導者」「歴代教皇の中では見られなかった、南半球から来た教皇」「何と言っても、民衆の教皇であり、世界に輝く信仰、希望と愛の光であった」などの多様な側面が挙げられた。
バイデン大統領は、9日から12日までの日程でイタリアとバチカンを訪問する予定だったが、ロサンゼルスで発生した大規模な山火事への対処を理由に取りやめた。