庭野会長が身延山久遠寺を参拝 持田法主と懇談(動画あり)

身延山久遠寺を参拝した庭野会長は、持田法主と懇談した

立正佼成会の庭野日鑛会長は8月18日、日蓮宗総本山・身延山久遠寺(山梨・身延町)を参拝し、今年5月に第九十三世法主に就任した持田日勇師と懇談した。同寺の浜島典彦総務、青山泰謙法務部長、本会から榎本光良時務部長、久保木伸浩甲信支教区長が同席した。

当日の様子(クリックして動画再生)

庭野会長と持田法主とは、日中友好宗教者懇話会や日中韓仏教友好交流会議などの活動を通して長年交流を重ねてきた。コロナ禍以来の再会となったこの日、庭野会長を出迎えた持田法主は、病の影響で発声が困難な中、「お会いできてうれしい」と顔をほころばせた。庭野会長も、「お元気そうで何よりです」と再会を喜んだ。

水鳴楼で行われた懇談は筆談を交えて行われた。庭野会長は冒頭、一昨年の夏に、新国立劇場(東京・渋谷区)で開催された身延山開闢(かいびゃく)750年を記念するオペラ『日蓮の宇宙 曼荼羅世界』を鑑賞した思い出を振り返り、「オペラで仏教を伝えるという持田法主さまの発想が素晴らしいですね」と伝えた。これに対し、同席した浜島総務が「法主は常に新しいことを考えておられるので、法要の形式もどんどん変わってきています」と話し、今年10月に同寺で初めて開催される「日中韓仏教友好交流会議日本大会」に言及。大本堂を会場に、演台や幕など細かな準備が進められていることを紹介した。

また、大病をした持田法主の体調を気遣う庭野会長に、持田法主は「毎日元気で、夜遅くまで書き物をしています」と応答。「書くことは、脳に血が巡るので、とても良いですね」との庭野会長の言葉に、持田法主は満面の笑みを返した。

懇談ではこのほか、8月8日に発生した宮崎・日向灘を震源とする地震や、お盆時期に関東を襲った台風7号など、自然災害が頻発していることから、日頃の備えの大切さが話題に上った。

庭野会長はこの後、浜島総務、青山法務部長の案内で、同寺の祖師堂と大本堂を参拝した。

大本堂に参拝する庭野会長