佼成カウンセラー有資格者全国大会 川野泰周師がマインドフルネスを主題に講演
午後はグループ別に分かち合いの場が設けられた。参加者は基調講演の感想や気づき、今後のカウンセリング活動に生かしたいことについて意見交換した。その中でAさん(24期生)は、職場での上司との関係に長く悩み続けた体験を回想。川野師の講演を通して、自分を大事にすることの尊さとその作法を学んだと話した。また職場では、自身の本心、本当の感情に向き合うことなく仕事を辞めていく人が多いため、「自分を大事にすること」の意味を同僚に積極的に伝えていきたいと決意を述べた。
Bさん(23期生)は、相談者の話に集中できない自分に自己嫌悪を抱いていた心情を吐露した。今までは負の感情を無理やり抑え込もうとしていたが、これからは、まず湧いてくる感情や考えを見つめることから始めたいと述べた。また、「マインドフルネスは気軽に取り組めそうで、自分が所属する相談室の仲間にも勧めたい」と語った。
最後に、参加者代表が感想を発表。オンラインで参加したCさん(20期生)が、「川野先生の指導による瞑想の体験中、自分の大切な人の姿を心に思い浮かべる場面がありました。そこで私は、相手の幸せを願いつつも、“こうなってほしい”という見方をしていることに気がつきました。相手を変えようとしている自分に気づかせて頂き、とても感謝しています」と話すと、会場から拍手が沸き起こった。
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