第12回仏教合唱音楽交流会 佼成合唱団など8団体が出演

美しい歌声で仏教讃歌を披露する佼成合唱団

仏の教えを伝える美しい歌声がホールに響く――。「第12回仏教合唱音楽交流会~仏さまのみこころを歌にのせて~」が8月20日、東京・中央区の浄土真宗本願寺派築地本願寺の第二伝道会館蓮華殿で開催された。佼成合唱団をはじめ、大本山増上寺合唱団、築地本願寺合唱団楽友会など8団体が出演、聴衆らを含めて約200人が参集した。

同交流会は、仏教讃歌をレパートリーに持つ団体が集い、合唱と交流を通し、宗派を超えて仏教合唱音楽の普及を目指すもの。佼成合唱団は、コロナ禍によりリモートでの練習を重ね、今年3月からは対面での練習を再開。今回は、4年ぶりの舞台となった。

当日は、築地本願寺の東森尚人副宗務長による開会挨拶、同寺合唱団楽友会の「仏前讃仰」に続き、各団体が仏教讃歌などを歌った。佼成合唱団は、仏教交声曲「長者と窮子」(抜粋)を披露。最後には、出演者全員で「小さな灯」を大合唱した。

佼成合唱団の井川浩良団長は、「他宗派の方々と一緒に、皆で仏さまの言葉を音楽にのせて歌う喜びを改めてかみしめました。佼成合唱団は、12月に大聖堂で『音楽法要』を開催します。心身の健康を保ち、練習を重ねていきたい」と感想を語った。