「世界初の核実験の場から核兵器廃絶を訴える大司教」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

教皇がKAICIIDのメンバーと懇談

世界のカトリック青年たちによる「信仰の祭典」である「世界青年の日」(8月1~6日)に参加するため、ポルトガルのリスボンを訪問していたローマ教皇フランシスコは4日、教皇庁大使館で同地に事務局を置く「アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター」(KAICIID)の使節団と懇談した。バチカン諸宗教対話省長官のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿が同席した。

懇談の中で教皇は、人類友愛と諸宗教対話の重要性、原理主義とその拡大の危険性について強調した。

「世界青年の日」は6日、教皇によって司式されたリスボン市内の公園でのミサで閉会され、約150万人のカトリック青年たちが参加した。次回は、2027年に韓国のソウルで開催されることが発表された。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)