UNHCR駐日代表が来会 光祥次代会長と懇談 (動画あり)

伊藤駐日代表ら3人と懇談する光祥次代会長

立正佼成会の庭野光祥次代会長は7月4日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の第14代駐日代表に新たに着任した伊藤礼樹(あやき)氏、NPO法人国連UNHCR協会の川合雅幸事務局長ら3人の訪問を受け、法輪閣(東京・杉並区)で懇談した。

光祥次代会長は今年1月末、UNHCRと世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会が設立した「諸宗教指導者評議会」の一員としてモルドバを訪問。同国で避難生活を送るウクライナ難民の現状を視察したほか、現地の宗教者や市民社会の代表と対話・交流を図った。

当日の様子(クリックして動画再生)

懇談では冒頭、伊藤駐日代表が光祥次代会長のモルドバ訪問に対し謝意を表明した。さらに本会一食(いちじき)平和基金によるUNHCRへの支援について言及し、「立正佼成会の皆さまからは、これまでに2億2000万円近くのご寄付を頂きました。現在、世界には避難を強いられている人々が1億人以上います。長年にわたりサポートして頂けることを、難民支援に携わる者として非常に有り難く感じます」と述べた。

また、難民支援で大切な点として「難民は『かわいそうな人』ではなく、多彩なスキルや経験を持つ力強い人々です。対等な立場で一緒に何ができるか考えていくことが重要」と強調。「当事者意識を持って心のつながりを重視する『一食を捧げる運動』は、難民支援の在り方として理想の形だと思います」と語った。

これに対し光祥次代会長は、一食運動は世界の人々に思いを馳(は)せ、つながることができる尊い取り組みと説明。「私たちが食事やおやつを控えて献じたお金を、難民支援に使って頂けることで、会ったことのない人ともつながることができます。信仰を頂いている人間として、思いを分かち合える有り難い機縁と感じています」と述べた。

最後に、今年2月に発生したトルコ・シリア大地震で本会が行った被災者への緊急支援に対し、伊藤駐日代表から光祥次代会長に感謝状が手渡された。