WCRP日本委 第42回理事会・第25回評議員会 G7サミット前に宗教者が会合 核なき世界の実現へ提言を発信
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第42回理事会・第25回評議員会」が1月26日、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)第一会議室で行われた。戸松義晴理事長(浄土宗心光院住職)をはじめ理事21人、評議員8人が出席(オンラインでの参加者含む)。本会から同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長、同理事の庭野光祥次代会長、國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)が参加した。
理事会では平和の祈り、戸松理事長の開会挨拶に続き、「日本委員会人事」「2023年度予算」など7議案を審議。全ての事項が認められた後、戸松理事長が招集した評議員会での審議を経て、承認された。
2023年度事業方針・事業計画では、啓発・提言活動、教育、人道的貢献など8項目に取り組んでいくことが決まった。この中の重点活動として、今年5月に広島県で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に先立ち、宗教者の会合を現地で催し、核なき世界の実現へ向けた提言を発信していく。また、今年発足50周年を迎える青年部会が5月に、WCRP/RfPの“発祥の地”である京都にアジアの青年諸宗教リーダーを招いて記念事業を実施し、諸宗教ネットワークを深める機縁とする。
次いで、報告事項に移り、法人業務、ミャンマーへの人道支援や難民支援などの国際事業、特別事業部門(タスクフォース)と常設機関の今後のスケジュールが紹介された。
この後、『戦争を超え、和解へ 諸宗教協力に基づく平和構築の実践とは』をテーマに、法輪閣大ホールで「新春学習会/茶話交流会」が行われた(後日詳報)。
なお、理事会に先立ち、庭野会長が戸松理事長と法輪閣富士の間で面会。國富理事長、篠原祥哲WCRP/RfP日本委事務局長が同席し、諸宗教者がそれぞれの信仰に基づいて平和のために協力し、行動を起こしていく大切さが確認された。