TKWO 第160回定期演奏会

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「第160回定期演奏会」が1月28日、なかのZERO(東京・中野区)で開催され、約800人が来場した。

指揮はオランダ出身で、ホルン奏者から指揮者に転じた経歴を持つユベール・スダーン氏が務めた。プログラムは、ホルンが大活躍するリヒャルト・シュトラウス作曲の作品を中心に構成された。

コンサートは、管楽器奏者13人による「13管楽器のためのセレナードOp.7」(R・シュトラウス作曲)で開幕。続いて、大自然と人間の関係を壮大なスケールで描いた「アルプスの詩」(F・チェザリーニ作曲)が披露された。

後半は、「交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』」(R・シュトラウス作曲/大橋晃一編曲)がリズミカルに奏でられ、次いで、高らかに鳴り響くホルンが印象的な「歌劇『ばらの騎士』組曲」(R・シュトラウス作曲/酒井格編曲)が演奏された。鳴りやまないアンコールの拍手に、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(W・A・モーツァルト作曲/大橋晃一編曲)で応えた。