東日本教区主催の大学生セミナー「Divers College」 プログラムの中で、スリランカ教会の学生部員らと交流

日本の紹介では、東日本教区の実行委員が代表し、四季や学生生活について紹介した(「Zoom」の画面)

立正佼成会東日本教区主催の大学生セミナー「Divers College」が11月12日、『~あなたが主役~Let’s think globally, Act for our future』をテーマにウェブ会議システムを使って開催された。この中の交流プログラムでは、同教区とスリランカ教会の学生部員ら47人が、語り合いを通して自らの可能性を広げ、信仰を深め合った。

当日は、日本とスリランカの文化や特徴などを紹介し合った後、両国混合の班に分かれ、互いの理解を深めるための質疑応答を行った。続いて、スリランカ教会学生部員(18)が体験説法。子供の頃から、周囲の人々に優しい言葉で接して困っている人を助ける両親の姿を見て、「人さまのお役に立つ」ことを人生のテーマにしていると話した。また、自らにできる実践として、毎月、姉と一緒に手作りした10食分の弁当を生活に困窮する家庭に届けていると報告。「私は学生なので自由に使えるお金は少ないですが、お弁当を手渡した相手の笑顔を見ると、お役に立てたことをうれしく思います。これからも身近な布施行を続け、喜びの輪を広げていきたい」と発表した。

再び班に分かれ、将来の夢や目標について語り合った後、各班で話したことを全体で共有。この中で、盛岡教会学生部員(21)は、スリランカ教会の学生部員から「自分の誕生日に、経済的に厳しい家庭に食事を提供したい」という目標を聞き、「誕生日は自分を祝ってもらうという認識でしたが、いのちを頂いた感謝を伝える日と受けとめることが大事だと感じた」と発表した。

参加者の一人である、山形教会学生部員(22)は、「交流を通して、スリランカの人々は相手を思いやる気持ちが強いと感じました。私もスリランカの皆さんのように、これから人の役に立てることを探し、実践していきたい」と述べた。