南アジア伝道区「青年大会」『~Let’s live together!!~』をテーマにオンライン開催

参加者は庭野開祖の足跡をたどりながら、本会創立や宗教協力に込めた師の願いについて学んだ(「Zoom」の画面)

立正佼成会南アジア伝道区は11月5日、『~Let’s live together!!~』をテーマに、「青年大会」をオンラインで開催した。タイ、バングラデシュ、スリランカ、インド、カンボジア、ネパール、シンガポールの各拠点から約320人が参加した。

大会では、インド・ブッダガヤ法座の青年男子部員(20)、バンコク教会の青年女子部員(30)、スリランカ教会の学生部員(18)が体験説法を行った。

ブッダガヤ法座の男子部員は『仏性礼拝(らいはい)』をテーマに体験を発表。孤立していた友人の手どりを通して庭野日敬開祖の著書から学んだ「仏性礼拝」を実践し、友人の美点を見つけられて交流を深めた体験を披歴した。バンコク教会の女子部員は、同僚が病で休職し、自身の仕事が増えて不満を抱いていたところ、「衣(え)・座(ざ)・室(しつ)の三軌(さんき)」の教えを思い返し、心を切り替えた体験を報告。一方、スリランカ教会の学生部員は月に一度、困窮家庭に弁当を配布する活動を通じて、社会貢献できる喜びを語った。

続いて、バングラデシュ教会の青年部リーダー(23)がガイドを務め、全員で庭野開祖の生涯を学んだ。庭野開祖の幼少期のエピソードをはじめ、「六つの誓い」を胸に上京した青年期、本会創立から入寂(にゅうじゃく)に至るまでをナレーションと画像で紹介しながら、「師の願いを自らの願いとして仏道を歩みたい」と決意を示した。

この後、庭野嘉照習学部次長(青年ネットワークグループ)が参加者に向けてメッセージを送った。庭野次長は、経済成長が著しい南アジアでは、発展とともに人々の心のさらなる成長が不可欠と指摘。「現実には不都合な出来事が多いかもしれませんが、どう受けとめるかで結果は変わります。皆さんには、開祖さまを手本にして心の成長を図り、世界を導くリーダーになってほしいと思います」と激励した。