庭野平和賞委員会のメンバーが来会 庭野会長と懇談 対話への努力を

庭野平和賞委員会のメンバーが庭野会長と懇談。ムコパディヤーヤ委員長が、平和賞の選考に対する所感を述べた

公益財団法人庭野平和財団の庭野平和賞委員会のメンバーが11月3日、東京・杉並区の立正佼成会本部を訪れた。今回来会したのは、ランジャナ・ムコパディヤーヤ委員長(インド、ヒンドゥー教、デリー大学東アジア学部教授)、フラミニア・ジョバネッリ副委員長(イタリア、キリスト教、バチカン「人間開発のための部署」元次官)、ムニブ・A・ユナン師(パレスチナ、キリスト教、ルーテル世界連盟前議長)、ソンブーン・チュングプランプリー師(タイ、仏教、仏教者国際連帯会議事務局長)の4人。庭野浩士同財団理事長らが同行し、和田惠久巳総務部部長、佐原透修総務部次長(渉外グループ)らが受け入れにあたった。

一行は、事務庁舎で本会の紹介動画「ぼさつの道を歩む」を視聴し、本会の庭野光祥次代会長と共に、大聖堂、一乗宝塔、開祖記念館を見学。その後、法輪閣で、同財団名誉会長であり、同委員会メンバーの一人である庭野日鑛本会会長と懇談した。

懇談では、同委員会のメンバーが、毎年行われる庭野平和賞の選考に対しての思いを語った。この中でムコパディヤーヤ師は、世界各地で平和活動に励む候補者一人ひとりの取り組みや理念、精神性を吟味しながら、他者のために力を尽くす人々の姿を通し、平和とは何かを考える有意義な会議になっていると紹介した。また、世界各地で紛争や対立が起きている現状に触れ、宗教者として武力ではなく対話によって平和をもたらす努力を続ける重要性が確認された。

庭野会長は、歓迎の言葉を述べた後、一行が紹介動画の視聴や施設の見学を経て、本会への理解を深めたことに感謝を伝えた。