杉並区のワクチン接種会場として旧佼成看護専門学校を無償で貸与

今年3月に閉校した佼成看護専門学校(東京・杉並区)と、同校に隣接する駐車場がそれぞれ、10月15日から来年1月31日まで、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として杉並区に無償で貸し出されることになった。

立正佼成会では、同区の要請を受け、昨年5月から今年9月まで、同ワクチンの集団接種や東京都の「PCR等検査無料化事業」の会場として、法輪閣第五会議室と地上駐車場(同区)を貸与。車での来場が可能なことから、歩行が困難な高齢者や視覚障害者の接種会場としても活用されてきた。今回も、同ウイルス感染症の早期収束と地域社会への貢献を願い協力するという本会の方針に沿い、旧佼成看護専門学校および駐車場の貸し出しが決定された。

同区の集団接種会場では9月26日以降、オミクロン株対応ワクチン(2価ワクチン)への切り替えに伴い4回目の接種が進められている。これまで接種対象ではなかった12歳以上59歳以下の区民にも接種券が配布されていることから、一日あたり600人程度の接種が見込まれている。