本部職員対象の「防災訓練」実施

参加者は起震車で震度7の揺れを体験した

防災月間に合わせ、立正佼成会本部職員対象の「防災訓練」が9月13日、東京・杉並区の法輪閣地上駐車場と第五・第六会議室で行われた。同訓練の実施は、新型コロナウイルス感染症の流行により3年ぶり。大規模地震の際、本会施設で帰宅困難者を受け入れることから、今年は防災意識の啓発に加え、本部職員が近隣住民の期待に応えるため、一人ひとりの防災スキルの向上を重視して実施された。

当日は、感染対策を施し、本部職員183人が参加し、起震車で震度7の揺れを体験したほか、震災に関する映像を視聴した。また、災害時に役立つ情報が書かれたパネル展示などを閲覧し、地震の発生をイメージすることや初動の大切さなどを学んだ。

救助用具などが展示され、地震の発生をイメージできるよう工夫が図られた

本部防災会議事務局長の澤邉雅一総務部次長(総務グループ)は、「東日本大震災から11年が経ち、当時の記憶が薄れつつあります。だからこそ、訓練を繰り返すことで、災害に対する備えの大切さを心に刻む取り組みが重要になると思います。今後も引き続き、災害時に求められる『自助』『共助』について職員一人ひとりが考える機会を設けていきたい」と語った。