故人の御霊を送る「精霊流し」 長崎教会が41年ぶりに参加

教会のサンガ(教えの仲間)が力を合わせて作り上げた精霊船「佼成丸」。爆竹を鳴らしながら船を曳いて歩き、故人を見送った(写真・長崎教会提供)

8月15日夕、長崎市内で「精霊流し」が行われた。新盆を迎えた家が故人の御霊(みたま)を船に乗せて浄土に送るお盆の伝統行事だ。長崎教会は41年ぶりに参加した。

船首の先端に「佼成丸」と名前を掲げ、両舷に新仏(にいぼとけ)48体の戒名を記し、その御霊を乗せた精霊船が教会道場を出船。故人が迷わないように燈明(とうみょう)で道を照らし、魔を払う爆竹を盛大に鳴らしながら波止場まで約2キロを曳(ひ)き歩いた。