釈尊の徳を讃えるタイの祝日「仏誕節」迎え バンコク教会会員が清掃活動

青年部員らは小舟に乗り、水面に浮かぶごみを網ですくい取り、清掃活動に励んだ(バンコク教会提供)

5月15日、タイでは祭日の一つ「仏誕節(ヴィサカブーチャ)」を迎えた。国民の9割以上が仏教徒である同国では、陰暦6月で満月の日を、仏教における釈尊の生誕、成道、入滅の三つの重要な出来事が重なる最も神聖な日とし、釈尊の徳をたたえる行事が各地で行われる。同国の立正佼成会バンコク教会でも、悟りを開いた釈尊への感謝、仏縁に出遇(であ)えた喜びを表そうと、青年部員ら24人がサムットプラカーン県にあるチャオプラヤー川で清掃活動を行った。

当日、青年部員らはチャオプラヤー川を小舟に乗って移動しながら、網を使って水面や浅瀬にあるペットボトル、菓子の袋といったプラスチックのごみ約1キロをすくい取った。

参加した学生部員(13)は、「仏教徒にとって最も重要な日に地域社会に貢献できて、うれしく感じています。河川に浮かんだごみを見て、今後はより一層、自分たちの地域社会を守っていかなければならないと学びました。これからも地域を清潔に保ち続け、自然の素晴らしさを見つけていきたい」と語った。