志を形にする支援を共に 「一食ユニセフ募金」の新たな取り組み「フレンドネーション」の概要説明会

「フレンドネーション」の概要について説明するユニセフの中野氏(「Zoom」の画面)

立正佼成会青年ネットワークグループは3月25日、日本ユニセフ協会が実施するクラウドファンディング型の募金「フレンドネーション」に関するオリエンテーション(第1期1回目)をオンラインで開催した。この取り組みへの参加を希望する青年部員5人が参加した。

フレンドネーションとは、個人がオーナー登録して独自のプロジェクトを立ち上げ、その取り組みに賛同する人から寄付金を集めて世界の子どもたちの支援に充てるもの。本会が取り組む「一食(いちじき)ユニセフ募金」の実践方法の一つとして今年新たに取り入れられた。

当日は、同協会団体・企業事業部主任の中野寛子氏が「フレンドネーション」の概要について説明した。

中野氏は冒頭、長年にわたる本会の支援に謝意を表した後、一食ユニセフ募金による支援金が使われている、ユニセフと世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会による子どもの保護事業について紹介した。暴力や地域に根付く誤った慣習によって子どもたちが虐げられている現状に触れ、人々の価値観や意識を変えていくには、宗教者の力が不可欠であると強調。「全ての子どもたちが心身共に守られる社会を築くため、世界各地の宗教者と連携しながら支援を続けていきたい」と述べた。

さらに、「フレンドネーション」は、自らの志や挑戦が世界の子どもたちの支援につながる募金であると示し、「一食ユニセフ募金の新たな支援の形として、ぜひ多くの人に取り組んで頂きたい」と呼びかけた。

この後、同グループのスタッフが「フレンドネーション」のプロジェクトを立ち上げる具体的な手順を説明。続くグループセッションでは、参加者がプロジェクトに向けた願いなどを語り合った。

オリエンテーションは、第1期(2回目=4月2日)、第2期(1回目=6月24日、2回目=6月25日)に分けて実施される。