渋谷教会 鼓笛隊発足60周年記念式典をオンライン開催
立正佼成会初の鼓笛隊として発足した渋谷教会鼓笛隊が、昨年60周年を迎え、11月14日にオンラインで記念式典を開催した。テーマは『「ありがとう」の感謝を胸に! ~笑顔を未来へ! SHIBUYA SOUNDにのせて♪~』。式典は動画共有サイトで配信され、教会の会員ら約460人が視聴した。
次代を担う“豆菩薩”の育成という庭野日敬開祖の願いを受け、同鼓笛隊は1960年、星野泰孝渋谷支部長(現在の教会長)のもとで結成された。指導者に佼成吹奏楽団副楽長(当時)の河野貢造氏を迎え、演奏技術を磨き、教会の式典や地域の行事、企業の運動会などで演奏を披露した。また、仲間づくりを通して思いやりの心を養うことに努め、仏教精神に基づく情操教育に力を注いだ。その後、各教会に鼓笛隊が発足すると、渋谷教会のリーダーが全国を訪れて指導にあたり、鼓笛隊活動の普及に貢献した。
現在は「セイント・オブ・チルドレン」の名称で活動。小学生から高校生までの18人が在籍する。
記念式典では、鼓笛隊の60年の歩みや、演奏の舞台として長く親しまれた普門館の歴史を振り返る映像が配信された。
隊員たちのメッセージ動画では、隊員たちが、「難しい曲も皆が教えてくれて楽しく演奏できた」「祖父母、両親も鼓笛隊員。私も頑張って演奏していきたい」といった自らの体験や目標を発表。アニメソングに合わせて、隊員たちがそれぞれ演奏やダンスを披露した動画を一つにまとめた映像作品も配信した。
さらに、現役隊員とOB・OG隊員の語り合いや、会員からの祝福・応援メッセージを紹介。この後、“絆演奏”と題して、代々受け継いできた行進曲「雷神」を、現役隊員と歴代隊員がそれぞれの場所で演奏し、それを撮影・編集した映像を配信した。
鼓笛隊責任者(59)は、「多くの先輩方や仲間のおかげさまで、60周年を迎えられました。今後も、音楽を通して仏さまの心を子供たちに伝え、活動を続けていきます」と話した。