新宗連結成70周年記念式典 庭野会長がビデオメッセージで祝辞

式辞に立った岡田理事長は、70年の歩みを振り返り、礎を築いた先達に謝意を表した

新日本宗教団体連合会(新宗連)の結成70周年記念式典が10月17日、オンラインで開催された。テーマは『今、そして未来につなぐ信仰の力と光』。新型コロナウイルスの感染防止のため、式典の映像がインターネットの動画共有サイトを通じて現在加盟する58教団の会員信徒に配信された。

新宗連は1951年、世界平和の実現と人類福祉の増進に寄与することを目的に新宗教24教団によって結成された。『信教の自由を守ろう』『信仰心を広めよう』『宗教協力を進めよう』『世界の平和に貢献しよう』をスローガンに、教義の違いを超え、人々の間に宗教心を涵養(かんよう)する活動を展開。核兵器廃絶・軍縮、環境保護、自殺防止、生命倫理、憲法改正、人権など、社会の諸課題の解決に向けて取り組んできた。

近年は、災害復興支援にも力を注ぐ。2016年の熊本地震、18年の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)、翌年の台風19、20号の被災地では、新宗連の青年組織である新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会=SYL)が世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と協働し、災害ボランティアチーム「VOWS(Volunteer of WCRP&SYL)」として活動した。

立正佼成会は結成当初から参画しており、庭野日敬開祖が第二代理事長(1965~92年)を、庭野日鑛会長が第五代理事長(2004~08年)を務めた。

記念式典では、新宗連結成70周年特別委員会委員長の江口陽一大法輪台意光妙教会理事長(同常務理事)があいさつ。新宗連名誉会長の深田充啓円応教教主、新宗連顧問の庭野会長と新井三知夫救世真教顧問、保積秀胤大和教団教主がビデオメッセージで祝辞を寄せた。

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