東京西支教区「オンライン サマーフェスタ」 少年・学生部の仲間たちとつながり、鼓笛隊やバトン活動の楽しさ共有

フェスティバルでは、各教会が趣向を凝らして制作した映像作品が紹介された(写真は大田教会によるスライド。「Zoom」の画面)

少年・学生部員を対象にした立正佼成会東京西支教区の「オンライン サマーフェスタ」が8月22日、ウェブ会議システムを使って開催された。13教会から約210人が参加した。

新型コロナウイルスの感染拡大により鼓笛フェスティバルの実施が見送られる中、部員たちがオンラインで仲間とつながり、鼓笛隊やバトン活動などの楽しさを分かち合う機会を提供しようと企画されたもの。

当日は、新宿教会少年部員(7)が進行役を担当。冒頭の「平和への祈り」では、品川教会少年部員(8)が平和への思いを発表した。この中で、世界の平和を願って描いた1枚の絵を披露。手をつなぐ子供たちや、「平和」と書かれたオリンピックの金メダルを持つ少年・少女、平和の象徴であるオリーブの葉をくわえたハトなどに込めた思いを説明した後、「コロナウイルスの流行が収まり、世界が平和になることを願って、みんなで平和の祈りを捧げましょう」と呼びかけ、全員で祈りの言葉を唱和した。

「平和への祈り」では、品川教会少年部員が世界の平和を願って描いた絵を披露した

思いを込めて制作した映像作品を届ける

続いて、各教会が趣向を凝らして制作した映像作品が配信された。

練馬、板橋、渋谷、豊島、千代田中央、港など多くの教会は、過去の鼓笛フェスティバルなどでの演技の様子を動画やスライドなどで紹介。世田谷、品川、文京の3教会は、部員一人ひとりが曲に合わせてダンスをする様子を撮影した動画を編集し、1曲にまとめた映像を披露した。また、杉並、大田、新宿の3教会は、「早くみんなと演奏したい」「友達と思いきり遊びたい」など、コロナ禍の収束後にしてみたいことをメッセージにして発表する部員たちを映像で伝えた。

参加者の世田谷教会学生部員(18)=バトンリーダー=は、「教会の仲間と力を合わせてダンス動画を作りました。離れていても、みんなとのつながりは全く変わっていないと実感できて、うれしく思いました」と話した。