鹿沼、古河、沼田の3教会で周年記念式典

鹿沼教会

立正佼成会鹿沼教会は昨年に発足60周年を迎え、4月13日、教会道場で記念の「報恩法要」を厳修した。教会発足の原点を顧みて、布教に尽力した先達に感謝の誠を捧げ、さらなる菩薩行の実践を誓った。教会役員らが参加し、会員たちは、各家庭で読経供養を行った。

法要では、稻本光一郎教会長を導師に読経供養が行われた。この中で、歴代の教会長、教会役員の物故者22人の俗名と戒名が奉読され、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。

あいさつに立った稻本教会長は、教会発足の意義をかみしめながら、「仏さまの智慧(ちえ)と慈悲を身につけ、教えに沿った生き方をしていきましょう」と述べた。

なお、功労者87人に対し、稻本教会長らが各家庭を訪れて感謝状と記念品を手渡す取り組みを3月から行っている。

古河教会

立正佼成会古河教会は昨年に発足60周年を迎え、4月18日、教会道場で記念式典を行った。式典の様子は、動画共有サイトを通じて会員にライブ配信された。

式典では、大矢貴士教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。功労者代表2人への感謝状贈呈に続いて、青年男子部員(37)が体験説法。過労で心身のバランスを崩した後、宿直修行などを通して自身を省み、家族やサンガ(教えの仲間)の支えに感謝できた体験を発表した。復調して再就職した今は、報恩の思いで人の役に立つ生き方に努めていると語った。

講話では山野井克典元理事長が信仰の原点に立ち返る大切さに触れ、庭野日敬開祖が青年期に立てた「六つの誓い」を貫いたことや会員がそれに倣ったエピソードを紹介。また、庭野会長が示した「三つの実践」を続けることで「斉家(せいか)」につながると述べた。

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