「英国国教会の主教たちが歴史的声明――核兵器の廃絶を」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
英国国教会の主教たちが歴史的声明――核兵器の廃絶を
英国国教会のジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教、スティーブン・コットレル・ヨーク大主教をはじめ30人を超える主教たちが11月13日、核兵器禁止条約の批准が発効要件の50の国や地域に達し、来年1月22日に発効されることを受け、「熱く歓迎し、拍手を送る」とする公開書簡を、同国の週刊紙「オブザーバー」に掲載した。独立系カトリックメディアは、書簡に対して「歴史的」との言葉を使って、その内容を報じた。
書簡では、世界で多くの国が大量破壊兵器の廃絶に向けて明確な意思を表示したことに対して、「勇気づけられる希望のサイン」と表明。同条約の発効が、「将来、核兵器の存在に終止符を打たせることに貢献するように」と祈り、核兵器廃絶に向け活動が推進されることを願っている。
また、英国が他の核保有国と同じく条約に署名していない現状に対して、「英国政府が核兵器禁止条約に署名し、平和な将来を求め、全ての善意の人たちに希望を与えるように」と訴えている。一方、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の活動への支援を表明した。
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