東日本教区大学生セミナー SNSでの批判など話題に

「Divers college」(東日本教区大学生セミナー)が10月17、18の両日、オンラインで行われた。同セミナーは、法華経に基づく生き方を学び、今後の人生に役立ててほしいとの願いで開催され、2日間で立正佼成会東日本教区の大学生など32人が参加した。

17日は、山形教会学生部員(20)が自身の学びを基に「縁起観」の研修を行った。「因縁果報」の教えに触れ、自己が「因」であると受けとめて前向きな見方や行動をすることで、出会う人や生じる出来事との「縁」を善いものにでき、未来が好転していくと説明した。

18日には、昨今クローズアップされているSNSでの批判や誹謗(ひぼう)中傷の問題を取り上げ、仏教の観点からインターネットでもより良い関係を結ぶための方法を学んだ。参加者は初めに、グループワークを通して問題の原因を考察。SNSで特定の個人をターゲットにして誹謗中傷する背景として、実社会と違って発信者が感情のままに相手を批判できる環境であることや、自身の身元が分からなければ何を言っても構わないという心理が働いていることなどが挙げられた。また、メッセージのやりとりの中で相手と“意思のすれ違い”が生じる理由として、やりとりを早く済ませようとして「言葉足らずになっている」「自分の思い込みで会話をしている」といった意見が出された。

この後、福島教会学生部員(20)がグループワークでの議論を踏まえ、解決への道筋を提示。トラブルの根本には「自己中心の心」があるとして、「四諦(したい)の法門」を解説してインターネット空間でも独り善がりにならない大切さを強調した。次いで、実行委員長(22)=札幌北教会=が、苦を滅して調和のとれた日常生活を過ごすために八つの実践項目が示されている「八正道」を説明した。参加者は、教えに沿った生き方を心がけていけば、SNSでも相手と調和が図れることを確認した。

セミナーを振り返り、実行委員長は、「今回はオンラインでの開催になりましたが、だからこそ、中には海外や教区外の地域からの参加者もいて、多くの人とつながれたことをうれしく感じています。ネット上でも、対面でも、自分中心にならずに相手とよい関係が保てるよう、今回学んだ正しい見方、考え方を心がけていきます」と語った。