小松大宮司（左）に面会した國富理事長（左から２人目）

立正佼成会の庭野日鑛会長の名代として國富敬二理事長が１０月３０、３１の両日、三重・伊勢市の伊勢神宮に参拝した。山中快之中京支教区長、土橋成江松阪教会長、柳田季巳江総務部次長（渉外グループ）が同行した。

３０日午後、國富理事長は、神宮司庁広報室広報課長の音羽悟・神宮主事の案内で豊受大神宮（外宮）に向かい、正宮に祀（まつ）られる豊受大御神に正式参拝した。

翌３１日午前には神宮司庁を訪れ、応接室で小松揮世久大宮司に面会した。山中支教区長が同席した。

懇談では冒頭、新型コロナウイルスの感染対策が話題に上り、クラスター（感染者集団）を発生させないための互いの取り組みが紹介された。リモートワークやオンラインによる会議などの必要性とともに、対面でのコミュニケーションの大切さにも話が及んだ。

ビジネス界に長く身を置いていた小松大宮司は、米国の、ある世界的なＩＴ企業での社員の仕事ぶりを説明。世界最先端の企業の社員は専門領域の仕事ばかりしているように思われがちだが、実は現在も出社するとグループ内の違う部署や異なる専門分野の人と対面で会話することが奨励されており、「そこで、いろいろなニーズを吸収し、全体を把握することが大事なようです」と述べた。

面会後、國富理事長は皇大神宮（内宮）に向かい、正宮の御垣内で天照大御神に正式参拝。神楽殿で「特別大々神楽」を奉納した。