妙智會開教七十周年式典 「兄弟教団」として共に平和への道を 庭野会長がビデオメッセージ

妙智會教団の開教七十周年式典に庭野会長がビデオメッセージを寄せた

妙智會教団の「妙智會開教七十周年 ありがとうインターナショナル設立三十周年記念 物故者報恩供養式典」が10月12日、東京・渋谷区の同本部で行われた。立正佼成会の庭野日鑛会長がビデオメッセージを寄せ、来賓祝辞として上映された。

妙智會教団は、宮本ミツ会主が昭和25年10月12日に「世界の柱となり、世の土台となる覚悟です」との大願を持って開教した。法華経による先祖供養の行践を根本教義とする。社会活動にも積極的に取り組み、開教40周年には、新たな国際平和活動の推進を宣明し、世界の子供たちのいのちを守るため、「ありがとう基金」(現・「ありがとうインターナショナル」)を設立した。新日本宗教団体連合会(新宗連)や世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)などを通じて宗教協力にも力を注ぎ、本会とも関係が深い。

式典では、宮本惠司法嗣により「献灯・献華・献供」「玄題三唱」、読経が行われた。

この後、祝辞に移り、庭野会長は、第二代会長を務めた宮本丈靖大導師の自伝を引用して、宮本ミツ会主、宮本大導師と庭野日敬開祖との絆を象徴するエピソードを紹介。妙智會と本会が、法華経を所依の経典とする「兄弟教団」であるだけでなく、「人間と人間、心と心が通い合う、本当の意味の『兄弟教団』として、今日まで、手を携えて歩んできたことを思い知るのです。今後も、励まし合い、支え合いながら、平和への道を共に歩んでまいりたいと念願しております」と述べた。