宇部教会 会員からの奉納米を市のフードバンク事業等に寄贈
立正佼成会宇部教会は8月21日、山口・宇部市が行うフードバンク事業と、子供たちなどに食事を無料で提供している「みんにゃ食堂」に計240キロの米を寄贈した。
同教会では毎年、農業を営む会員らから寄せられた「奉納米」を教会道場でのご本尊給仕などに活用している。今年は新型コロナウイルスの影響で道場当番が休止されたこともあり、「会員の真心がこもったお米を地域で役立てて頂きたい」との願いから、コロナ禍で経済的に苦しい状況に置かれている人々への支援として贈ることになった。
21日、辻谷修一教会長をはじめ渉外部のスタッフらが、同市内にあるフードバンク倉庫と、みんにゃ食堂をそれぞれ訪問。同市に白米120キロともち米30キロ、みんにゃ食堂に白米90キロを届けた。
毎年、米を奉納している女性会員(61)は、「丹精込めて育てたお米が、地域の方々のために役立てられ、とてもうれしく思います」と語った。