本会に寄贈された毛布に職員がメッセージ縫い付け 「アフリカへ毛布をおくる運動」に協力

第二団参会館の部屋を利用してメッセージの縫い付け作業が行われた

立正佼成会が参加する「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)の啓発活動や市民への協力の呼び掛け、毛布の収集といった取り組みが、毎年春から夏にかけて各教会で行われるが、今年は新型コロナウイルスの影響で実施を断念する教会が多い。

こうした状況の中、第二団参会館(東京・杉並区)で使用する毛布やシーツをリースしている業者から、毛布1350枚が寄贈された。

8月上旬からは青年ネットワークグループのスタッフを中心とした本部職員有志によって、メッセージ作成と縫い付け作業が行われてきた。第二団参会館の部屋を会場に、室内が「密」にならないよう工夫しながら作業が進められた。在宅勤務や日直体制でも参加できるよう、メッセージ用の布や毛布を事務所や自宅に持ち帰れるようにもした。

在宅勤務の時間を活用して親子で取り組んだ女性職員は、「活動自粛で歯がゆい思いをされている会員の皆さんの気持ちも込めて縫わせて頂きました」と話す。

9月1日までにメッセージが縫い付けられた毛布は約600枚。1日には第二団参会館「ご宝前の間」で発送式が行われ、翌2日、さいたま市にある日本通運株式会社の倉庫に搬入された。現在、輸送に向けて準備が進められている。

この取り組みの責任者である習学部スタッフの中山悦宏さん(青年ネットワークグループ)は、「皆さんのご協力で今年も毛布をおくることができます。世の中が大変な時だからこそ、今後も立場や役割を超えて協力し合っていきたい」と語った。