佼成学園高野球部 都独自大会で日大三高を下し、ベスト4へ

9回裏、一死二塁から左中間を破るサヨナラヒットを放った堀川選手

佼成学園高校野球部は8月3日、東京都高等学校野球連盟独自の「2020年夏季東西東京都高等学校野球大会 西東京大会」の準々決勝で日本大学第三高校(日大三高)と対戦し、3対2で逆転勝利を収めた。

府中市民球場で行われた準々決勝では、2回表に1点を失ったが、3回裏に1点を挙げ、同点に。その後は投手戦が続いた。7回に好投していた先発の平澤燎選手からマウンドを引き継いだ森士恩(しおん)選手が1点を失ったが、その裏に即座に同点。9回裏、佼成学園は一死二塁から4番の堀川拓真選手が左中間を破るヒットを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

サヨナラのホームを踏み、逆転勝利に沸く佼成学園ナイン。手に汗握る接戦を制し、ベスト4進出を決めた

藤田直毅監督は、「(日大三高の)小倉監督には何度も跳ね返され、そのたびに佼成を強くしてもらった。今日は2人のピッチャーの粘りが勝利の要因。次もピッチャーを中心にした粘りの野球で頑張りたい」と語った。

堀川選手は、「最終回は、絶対に打つという強い気持ちで打席に入りました。次の相手も強いと思いますが、自分たちの野球をしっかりすることを考えて臨みます」と笑みを浮かべた。

同校は5日、八王子市のダイワハウススタジアム八王子で国士舘高校と対戦する。