九州南部で集中豪雨 各教会の被災状況を確認

7月3日から4日朝まで九州南部に降り続いた大雨の影響で河川の氾濫や土砂崩れが起き、熊本、鹿児島両県で甚大な被害が出ている。この一帯では、降り始めからの総雨量が500ミリを超えた。

特に被害が大きい八代市、人吉市、芦北(あしきた)町など熊本県南部では6日午前、犠牲者は25人、行方不明者は12人と伝えられた。同日夕には犠牲者は44人に上り、行方不明者は10人と報じられている。約2000人の住民が避難を強いられている。

被災地域を包括する立正佼成会南九州支教区の各教会では、被災状況の把握と会員の安否確認が行われている。6日までに本部教務部に寄せられた情報によると、氾濫した球磨川(くまがわ)流域を包括する八代教会では、人吉道場が床上30センチまで浸水。多くの会員宅で床上・床下浸水が発生し、農地の冠水、土砂崩れによる家屋への被害なども報告されている。現在、被災した会員は避難所に身を寄せている。

本部教務部では引き続き、支教区や教会と連携して被災状況の把握に努め、新型コロナウイルスの感染防止に注意を払いながら、現地の必要に応じた支援を行っていく。