一食地域貢献プロジェクト2017説明会
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は2月26日、本会第二団参会館(東京・杉並区)で「一食地域貢献プロジェクト2017説明会」を開催した。
同プロジェクトは、「一食を捧げる運動」の浄財の一部を各教会が主体的に活用し、地元のニーズに応えて活動する非営利団体を支援することで、温かな地域づくりに貢献するもの。当日は、各教会の「一食運動」推進担当者ら54人が説明会に参加した。
説明会の冒頭、あいさつに立った本会一食平和基金運営委の根本昌廣委員長は、人は皆、大いなる一つのいのちに生かされて地球上で共に生活する住民であるという仏教の「一乗の精神」に言及。その精神に基づき、プロジェクトを通じて共生世界の実現を目指す“菩薩”になる重要性を強調した。その上で、「この活動を通して『同悲』『祈り』『布施』の精神を広め、優しさと温かさにあふれた地域社会を共につくりましょう」と述べた。
続いて、昨年次までの取り組み事例の発表で、土浦教会一食推進委副委員長(62)が登壇。支援団体の選定や贈呈式の模様を説明し、支援先への助成を機に団体との交流を続けたことで信頼関係が深まったと報告した。「団体の皆さまや支援を最も必要とする人たちと『一食運動』の精神を分かち合えたことが何よりの功徳」と語った。
このほか、参加者は、プロジェクトの年間スケジュールや支援先の選定方法、団体情報の収集手段などについて同運営委事務局スタッフから説明を受け、各教会で設置するプロジェクト委員会のあり方などについて学んだ。