政府の「緊急事態宣言」解除を受け、本会の新型コロナウイルス感染症対策本部が新たな対応(第6報)を発表
立正佼成会の「新型コロナウイルス感染症対策本部」(本部長=國富敬二理事長)は5月22日、『「新型コロナウイルス(COVID-19)」に関する対応について』(第6報)と題する通知を全国の教会に送付した。
第6報では政府による「緊急事態宣言」の解除を受け、性急な再開を避けつつ、教会の機能を段階的に回復させていく方向性が示された。また、教団行事、ご命日式典、各種行事などの大規模集会行事や、県をまたぐ移動を伴う全ての活動を当面の間、休止することが伝達された。
政府は5月14日、新型コロナウイルスの直近の感染状況などを総合的に判断し、「緊急事態宣言」を39県で解除すると発表、同21日には解除の対象を42府県に拡大した(同25日に全面解除)。同時に、宣言が解除された地域でも引き続き感染防止策を徹底する必要があるとして、新たな「基本的対処方針」を提示した。
これを受け、今回の第6報では、いまだ感染終息の見通しが立っていないことから、社会の動向に対して「早めの自粛と遅めの再開」というこれまでの方針を維持し、「感染の拡大を防ぐため、『3つの密』を避けつつ身体的距離を保つことに努めます」との基本姿勢を明示した。第5報同様、教会の現在の体制を6月15日まで継続するとした上で、それ以降の教会活動再開の行程を5段階に分けて示した。
一方、本部・教区・支教区の各種行催事を含めた大規模集会行事(教団行事、ご命日式典、各種行事)や、県をまたいでの移動を伴う全ての活動は、当面の間、休止される。大聖堂、本会発祥の地・修養道場など本部施設の閉鎖は8月31日まで期間を延長(大聖堂4階礼拝室=喜捨箱前=での参拝は可能)。大聖堂聖壇当番、大聖堂当番、佼成霊園での霊園当番の休止期間も同31日まで延長される。本部施設の閉鎖期間中、ご命日(1日、4日、10日、15日)には大聖堂で読経供養と教団代表の挨拶が行われ、その模様が動画投稿サイト「YouTube」でライブ配信される。