WCRP/RfP日本委 マスクプロジェクト始動 NPO法人に手作りマスク提供

色とりどりの布で作られたマスクを届けるWCRP/RfP日本委のスタッフ。経済的に厳しい家庭に届けられる

国内で深刻なマスク不足が続く中、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は「マスクプロジェクト」を開始し、4月14日に子育て支援を行うNPO法人に手作りマスクを提供した。

プロジェクトは、山梨県の中学生が手作りマスク600枚を県に寄付したことを報道で知った同委スタッフの「困っている人たちに自分たちもできる支援を」という提案がきっかけ。スタッフたちは3月下旬から時間を見つけては事務所や自宅で型紙を使って布マスクの製作に取り組み、約3週間で男性用、女性・子供用の2サイズ計200枚を作製した。白、黒、ピンク、黄などさまざまなカラーがある。

14日、同スタッフが、経済的に厳しい家庭やひとり親世帯などの子育てを支援するNPO法人「ゆるゆるma~ma(マーマ)」(東京・杉並区)の事務所に、130枚のマスクを届けた。同法人の小松崎明子理事長は、「マスクが手に入らない状況なので、とてもありがたい支援です。困っているご家庭にお渡ししたいと思います」と語った。

同日本委では今後も、同委常設機関にも協力を呼び掛けていくなど布マスク作りを継続し、必要とする団体に寄付していく予定だ。
(写真提供・WCRP/RfP日本委員会)