WCRP/RfP国際委 インターネット上で祈りの集い開催 新型コロナ感染者の平癒や医療従事者の献身に思い寄せ

大聖堂の聖壇で題目を三唱し、英語で祈りの言葉を奏上した光祥次代会長

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症が世界で広がり続けている状況を受け、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会は4月1日、インターネットのテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って各国の諸宗教者を結び、『希望と連帯の諸宗教のひととき』と題した祈りの集いを開催した。

同国際共同議長を務める立正佼成会の庭野光祥次代会長が、諸宗教代表12人の一人として登場。大聖堂(東京・杉並区)の聖壇で、人類が新型コロナウイルスの世界的流行という危機に直面する中、感染者の平癒と、いのちを守るために尽くしている人、そして不安に陥っている人々のために「自らを省みつつ、祈りを捧げます」と語った。

『希望と連帯の諸宗教のひととき』と題して

中国・武漢市などで発生した新型コロナウイルス感染症は世界各地に広がり、米国ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、祈りの集いが開催された1日午後10時現在で、感染者は85万人を超え、死者は4万3537人に上っている(6日現在、世界の感染者は127万6302人、死者は6万9555人)。感染拡大が続く状況を受け、WCRP/RfP国際委は、宗教者によるいのちを救う行動として、インターネット中継を通じた今回の祈りの集いを計画。同国際委に関わる世界の諸宗教者の祈りを通して、人類が“一つの家族”として連帯する大切さを示し、中継の視聴者と共に感染者の平癒や医療従事者の献身に思いを寄せながら、全ての人の幸福を願うことを目的とした。

同時刻、会員宅でも祈りが捧げられた

日本時間の1日午後10時、インターネットの画面に世界各地の諸宗教者が映し出され、『希望と連帯の諸宗教のひととき』と題した祈りの集いが開式。コーディネーターを務めた、WCRP/RfP国際共同議長でヒンドゥー教指導者のヴィヌ・アラム博士(シャンティ・アシュラム会長、インド)の開会のあいさつに続いて、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、ユダヤ教、イスラーム、バハイ教、シーク教、ゾロアスター教などの諸宗教の代表12人が順に祈りを捧げた。

光祥次代会長は5番目に登場。大聖堂の聖壇上で題目を三唱し、祈りの言葉を奏上した。

ライブ配信の映像から

この中で光祥次代会長は、予想外の在宅勤務、学校閉鎖、自宅待機などによって不便を感じ、自らの心に悩みやストレス、恐れ、不安が生じた時こそ、より困難で厳しい状況にある人に思いを馳(は)せ、他者に寄り添っていけるようにと決定(けつじょう)。「自分の心が不安に占領されそうな時にこそ、あたたかい言葉がかけられる私でありますように。この場所こそが、菩薩行実践の場です」と祈念し、仏教徒としての意志を表した。

宗教者の祈りの後、青年と女性の代表4人が「諸宗教の誓い」を発表。人類の安全のために最前線で対応する人に敬意を表してエールを送るとともに、全ての人のいのちを守るという信仰者の責務を自覚して、社会的に弱い立場に置かれた人々の尊厳と権利を守り、誰一人取り残さない世界を実現すると誓った。

当日の模様は「Zoom」に加え、インターネット交流サイト「Facebook」でもライブ配信された。

※当日の様子は下記URLから視聴可能(全編英語)
YouTube https://youtu.be/uwgRQugEHx0
Facebook https://www.facebook.com/religionsforpeaceintl/videos/250893039289697/

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