第56回佼成雅楽会公演 芝祐靖氏作曲の「玉庭筵」を演奏

12月8日、法輪閣大ホールで「第56回佼成雅楽会公演」が行われた

「第56回佼成雅楽会公演」が12月8日、立正佼成会の法輪閣大ホール(東京・杉並区)で行われ、会員、市民約300人が来場した。当日は、「壹越調音取(いちこつちょうのねとり)」「武徳楽」「迦陵頻(かりょうびん)」など管絃、舞楽7曲を披露。この中で今年7月に逝去した芝祐靖氏作曲の「玉庭筵(ぎょくていえん)」が演奏された。

芝氏は、雅楽の世界で初めて文化勲章を受章。佼成雅楽会では、昭和37年から55年間にわたって講師を務め、伝統芸能を担う人材の育成に尽くしてきた。同曲は本会の式典奏楽用として芝氏に依頼して作られたもので、これまで式典だけで演奏されてきたが、芝氏を偲(しの)び、公演で初めて演奏された。