金光教学院「他教団研修」 本会倉敷教会が受け入れ

金光教の教師養成機関「金光教学院」(岡山・浅口市)の学院生、職員合わせて25人が2月7日、立正佼成会倉敷教会を訪れ、活動に参加した。他教団での研修を通して宗教性を養い、金光教教師としての役割を再確認する同学院の「他教団研修」の一環。毎年、本会中国支教区の教会を会場に行われている。

一行は午前、本会の教義や平和活動などの説明を受けた後、同教会会員(45)の体験説法に耳を傾け、本会の信仰の一端に触れた。次いで、題目修行に取り組んだ。

午後には、4組に分かれて同教会の支部長らとの法座や、佐藤光央教会長を法座主にした大法座を体験。学院生からは、本会の教義に関する質問や互いの教団に共通する信仰観などが発表された。この中で、「年齢や立場に関係なく、全ての人から学ぶ姿勢は金光教の教えと同じだと気づいた」といった感想が語られた。

研修の終了に際し、あいさつに立った堀尾光俊学院長は、教義や活動は異なるものの、両教団の共通目標は世界平和と強調。「手段は違っても、平和を目指して共に尽力していきたい」と語った。