デリー支部で青年セミナー SDGsについて共に学ぶ

インドの立正佼成会デリー支部(南アジア伝道区直轄拠点)は10月20日、道場で「デリー青年セミナー」を開き、11人が参加した。

菩薩行実践の心を育むため、国連が定める「持続可能な開発目標」(SDGs)について学習。SDGsは、世界が抱える諸問題を解決し、持続可能な社会をつくるための国連の開発目標で、「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「安全な水とトイレを世界中に」など17の目標と169項目の達成基準が定められている。

当日は、島村雅俊南アジア国際伝道センター長が、本会創立の精神に触れながら、「一食(いちじき)を捧げる運動」をはじめ、2010年に世界各国の青年宗教者と共に取り組んだ核兵器の廃絶や軍縮を求める署名活動「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」などの本会の社会平和活動を紹介した。

次いで、参加者は本会スタッフのプラカシュ・クマールさんからSDGsについて学び、身近で貢献できる活動を話し合った。「学校に通えない子がたくさんいるので、彼らを少しでも支援したい」「資金がたくさんなくても、できることを探して取り組みたい」といった意見が上がった。

SGDsについて説明を受ける参加者たち

これらを踏まえ、参加者は「私たちの平和行動宣言2019」を考案。学校で不足しがちな「応急キットの寄付」に加え、SDGsの17の目標のうち、「飢餓をゼロに」「陸の豊かさを守ろう」に応え、「一食運動」や植樹の推進を実践目標として取り組むことを決めた。

参加者の一人(25)は、「社会の支えとなり、国の開発支援や若者のエンパワーメントの活動に参加できることを誇りに思う」と話した。