目黒区宗教者懇話会 第50回世界平和の祈りと慰霊式

目黒区宗教者懇話会(立正佼成会目黒教会加盟)などが主催する「第50回世界平和の祈りと慰霊式」が10月19日、東京・目黒区のカトリック碑文谷教会(サレジオ教会)の聖堂で開催され、目黒教会会員を含む諸宗教関係者ら約240人が参列した。

同懇話会は、目黒交通安全協会など諸団体と協力し、昭和45年から交通事故犠牲者の慰霊と交通安全の啓発を行う集いを実施。平成16年からは自然災害や戦争、自殺などで亡くなった全ての犠牲者を追悼し、世界平和を祈る集いとして開催されている。今年で50回目の節目を迎えた。

当日は、佼成雅楽会の演奏で開式。続いて、神道、仏教、キリスト教の儀礼儀式により祈りが捧げられた。この中で、本会目黒教会は、学生、青年男子・同女子部員8人が奉献の儀を行い、壮年部員が三帰依文を唱和した。その後、参加者が献花した。

次いで、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」代表の清水康之氏が講演。自殺者数が減少傾向にある現状に触れながら、「身近で困っている人、苦しんでいる人に自ら声を掛けてほしい」と人に寄り添う大切さを語った。