【鳥取教会】 教会発足60周年記念式典
立正佼成会鳥取教会は10月20日、教会道場で教会発足60周年記念式典を挙行し、842人が参加した。
花や灯明などを供える奉献の儀、読経供養に続き、青年婦人部員(30)が体験説法に立った。
青年婦人部員は、娘の出産を前に仕事を辞め、定職に就かない夫を責め続けた結婚生活を述懐。離婚後、サンガ(教えの仲間)の支えを通して前夫との関係を見つめ直した時、娘に愛情を注ぐとともに、子育てに悩む青年婦人部員を励ました前夫の優しさに気づき、感謝を伝えられた教えの功徳を語った。
講話に立った中村記子習学部部長は、悟りに到達すべき真実の原因は自分にあるという「真因」を誰もが具(そな)えていると自覚する大切さを詳述。修行の目的は自らの仏性を開顕するためであり、教えを繰り返し実践する重要性を述べた。
この後、天台宗三徳山三佛寺の米田良中住職が来賓祝辞に立った。