WCRP/RfP日本委青年部会 高野山でサマーキャンプ開催
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会青年部会の「サマーキャンプ2019」が9月5日から7日まで、和歌山・高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺などで行われた。テーマは『ともに支えあう~世界に開かれた高野で出遇(であ)う1200年の叡智(えいち)~』。本会を含む9教団から40人が参加した。
6日、壇上伽藍(がらん)と霊宝館の見学の時間が設けられた後、金剛峯寺で添田隆昭・真言宗宗務総長が参加者を前に法話を述べた。添田総長は、東日本大震災で多くの人が犠牲になったことに触れ、信仰者として死者の声なき声に耳を傾ける大切さを語った。この後、参加者は真言宗の修行の一つである「阿字観」を体験した。
翌7日には、恵光院で護摩行に臨んだ。グループワークでは5人1組になり、メンバー同士でイメージカラーや人柄、長所などを伝え合い、自分自身に対する理解を深めた上で、今後の精進を誓い合った。
閉講式の席上、参加者から「普段の生活では信仰について見つめる機会が少ないが、他宗教の方と話すことで自分の信仰を深められた」などの感想が発表された。