ローマ教皇の訪日は11月23~26日 バチカン記者室で発表(海外通信・バチカン支局)

バチカンのマテオ・ブルーニ広報局長は9月13日、ローマ教皇フランシスコが11月23日から26日まで日本を訪問すると発表した。教皇はタイを訪れた後、来日する。ローマ教皇の来日は、1981年のヨハネ・パウロ二世以来、二度目で38年ぶりとなる。

広報局長の声明文は、「タイ王国政府とタイのカトリック司教たちからの招待を受け入れ、教皇フランシスコは、11月20日から23日にかけてタイ王国を訪問する」「日本政府と日本カトリック司教団からの招待を受け入れ、11月23日から26日まで日本を訪問し、東京、長崎、広島を訪れる」と明らかにしている。教皇の両国訪問のプログラムは、「後ほど、公表される」とも記している。

バチカン記者室では同時に、教皇訪日のためのテーマとロゴマークも公表された。テーマは『すべてのいのちを守るため~PROTECT ALL LIFE』。ロゴは、愛によって全ての生命を等しく抱擁する太陽を赤の円によって表し、その中に日本のカトリック教会の礎石である殉教者を象徴する赤の炎、全人類を自身の子として抱擁する聖母マリアを象徴する水色の炎、自然が豊かな日本における希望の福音宣教を象徴する緑の炎があしらわれたものだ。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)