津軽の夏を彩る「弘前ねぷたまつり」 弘前教会が36年連続出陣

青森・弘前市の城下町に「ヤーヤドー」の掛け声と力強い太鼓の音が響く。津軽の夏の伝統行事「弘前ねぷたまつり」が8月1日から7日まで開催され、立正佼成会弘前教会が期間中の3日間に出場した。延べ400人が参加。囃子(はやし)の音色に合わせ、高さ6メートルを超える扇ねぷたを引き、観客を楽しませた。

毎年、ねぷたに貼る原画は絵師に頼み、貼り付けは会員の手で行う。36年連続出陣となった今年は、前面の鏡絵に「坂上田村麻呂 蝦夷の魂を併呑せん」の武者絵が、また、後ろの見送り絵には「鬼子母神」が描かれた。

教会実行委員長(53)は、「青少年育成、地域交流を大切にしています。先輩たちが築いてきた歴史を大事にし、その心を守っていきたい」と語った。


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